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派遣社員として働きながら、女手一つで娘を育てているバツ2の主人公?森村抄子を演じるのは、2018年公開の映畫『私の奴隷になりなさい 第2章 ご主人様と呼ばせてください』で初主演を務め、以降も映畫『タイトル、拒絶』、ドラマ「イチケイのカラス」フジテレビ、ドラマ「リバーサルオーケストラ」(日本テレビ)に出演する等、幅広いジャンルで活躍する俳優?行平あい佳。抄子の初戀の相手でバツ1、腕の良さとルックスが評判の産婦人科醫の北田一樹役には、2012年『今日、戀をはじめます』で第22回 日本映畫批評家大賞 新人男優賞(南俊子賞)を受賞し、その後も「HiGH&LOW」シリーズ、Netflixオリジナルシリーズ「今際の國のアリス」など幅広く活動する青柳翔

更に二人をとりまくキャラクターには片山萌美、新納慎也、髙石あかり、石橋侑大が出演。人には言えない過去を抱えた大人の男と女の物語が繰り広げられる。

そして、本作のメガホンをとるのは、『アルプススタンドのはしの方』、『女子高生に殺されたい』、『ビリーバーズ』、『戀のいばら』などジャンルを問わず話題作を多數生み出し続け、高い評価を得る鬼才?城定秀夫監督。手掛けた作品は100本以上にのぼり、『悅楽交差點』(16)では第28回ピンク大賞?優秀作品賞を受賞するなど、ピンク映畫からキャリアをスタートさせた城定監督が手掛ける本作は、これまでのフィルモグラフィーにおける一つの到達點となった。

森村抄子(行平あい佳)は36歳のバツ2で、派遣社員として働きながら娘を育てているシングルマザー。高校の同窓會で初戀の相手で産婦人科醫の北田一樹(青柳翔)と再會し、ホテルに誘われる。數年ぶりのSEXの快感に、二人の関係を深めていきたくなる抄子だったが、一樹にその気はなく、セフレになることを提案される。唐突な提案に驚く抄子は、セフレという関係を受け入れられずにいた。そんな折、抄子は同級生の新堂華江(片山萌美)が一樹とセフレであることを知り、さらに會社の上司である栗山(新納慎也)にも言い寄られ ???。一方の一樹も、割り切った関係を求めるようになったのには、人には言えない過去が関係していた???。

一樹と定期的に會う関係となった抄子は、30代後半に差し掛かった自分の年齢が気になっていた。そんな中、とある事情から一樹が17歳の少女?山田咲(髙石あかり)の面倒を見る事になる。咲は、次第に一樹に惹かれ、抄子への嫉妬心を募らせる。その想いが事件を引き起こし、それをきっかけに、一樹は抄子にセフレの関係を終わらせることを提案する。一樹も若い女の子が好きだったのか???と失望する抄子だったが、自身も想いを寄せられていた23歳のボクサー?市原猛(石橋侑大)に惹かれていく。しかし抄子は、純粋な猛のことを悪く思えないものの、どこかで一樹のことが忘れられないでいた。そんな折、突然咲が抄子の前に現れる???。

行平あい佳

森村抄子

青柳 翔

北田一樹

片山萌美

新堂華江

髙石あかり

山田咲

石橋侑大

市原猛

監督 / 城定秀夫

2003年『味見したい人妻たち』で映畫監督デビューし、ピンク大賞新人監督賞を受賞。その後、Vシネマ、ピンク映畫、劇場用映畫など100以上の作品を監督し、2016年から4年連続でピンク大賞作品賞を受賞。2020年公開『アルプススタンドのはしの方』がスマッシュヒットし、第42回ヨコハマ映畫祭監督賞、第30回日本映畫プロフェッショナル大賞監督賞を受賞。そのほか近作に『性の劇薬』(20)、『扉を閉めた女教師』(21)、『愛なのに』(22)、『女子高生に殺されたい』(22)、『ビリーバーズ』(22)、『夜、鳥たちが啼く』(22)、『銀平町シネマブルース』(23)、『戀のいばら』(23)、『放課後アングラーライフ』(23)など。

原作情報

『セフレの品格プライド』(著:湊よりこ)

JOUR 2011年3月號~連載中

?コミックス

?「S-friends ~セフレの品格プライド~」全13巻(抄子?一樹編)

?「セフレの品格プライド S-friends II」全9巻(沙羅?大樹編)

?電子版は「セフレの品格プライド」のタイトルで31巻まで配信中(最新32巻は7/1配信予定)

スピンオフ作品

?「セフレの品格プライド Age21」電子コミックス全5

原作者プロフィール

原作 / 湊よりこ

東京都出身、魚座のA型。

代表作『欲望 Passion』『セフレの品格プライド Age21』(雙葉社)、『裸心の十字架』(小學館)ほか。現在、「JOUR」にて、『セフレの品格プライド』を好評連載中。

主題歌アーティスト/ 前野健太

主題歌 / 「ああ???」(romance records)

前野健太「ああ???」2023.07.21 digital release
1.ああ??? (弾き語りver.)
*8/4公開 『セフレの品格 決意編』 主題歌
2.ああ???
*7/21公開 『セフレの品格 初戀編』 主題歌
作詞?作曲: 前野健太
カヴァー?イラスト: 湊よりこ(原作「セフレの品格」作者)
Label: romance records
Distributed:Virgin Music Label & Artist Services

前野健太オフィシャルサイト:
https://maenokenta.com

行平あい佳

Aika Yukihira

コメント

湊先生の描く世界に、城定監督の切り取る世界が重なった中で演じるのはとても楽しい時間でした。 原作の優しい線畫にリスペクトを込めて抄子を作りました。
撮影が終わった今でも、彼女はロマンチストだったのか?と考えることがあります。 その度に、一度しかない初めてを、どうにも大切にできる人だと愛しく思います。 抄子と一樹を通して、皆様にとっての「初めてを殘していった誰か」を思い出しに、劇場にいらしてください。

プロフィール

?2017年から俳優活動を開始。『ご主人様と呼ばせてください~私の奴隷になりなさい?第2章~』(18)でヒロインに抜擢。『アララト 誰でもない戀人たちの風景vol.3』(21)でも主演を務める。そのほかの作品に、映畫『素敵なダイナマイトスキャンダル』(18)、『下忍 青い影』(19)、『キスカム!COME ON, KISS ME AGAIN!』(20)、『タイトル、拒絶』(20)、『ほどけそうな、息』(22)、『いつか、いつも……いつまでも。』(22)、『百合の雨音』(22)、ドラマ「リバーサルオーケストラ」(23)などがある。

青柳 翔

Sho Aoyagi

コメント

湊よりこさん原作
監督 城定秀夫
お話しを頂いた時に參加させて頂きたいとお願い致しました。 コロナ禍で撮影が延期になり、始動するとお話し頂いた時には坊主で増量中。 このままでは原作ファンの方々を失望させてしまうと思い。 本気で取り組みたいので時期を遅らせてくれとわがままを押し通してしまった作品です。

體だけの関係。 戀はいつか終わる。 作品を撮り終わった今でも戀や愛などそうゆう括りだけでは言い表せない関係に答えが見つかりませんが、人間の恐ろしさや哀しみもこのストーリーには組み込まれています。

是非劇場でご覧ください。 個人的にはどこからがR15でどこからがR18の監督の判斷が早すぎるのがツボでした。

プロフィール

?2009年に舞臺「あたっくNo?1」で俳優デビューし、その後、劇団EXILEメンバーとして活動。2012年に出演した映畫『今日、戀をはじめます』で「第22回日本映畫批評家大賞新人賞」を受賞。WOWOW「アクターズ?ショート?フィルム2」(22)では初監督も務めた。そのほかの作品に『HiGH&LOW THE MOVIEシリーズ』(16~17)、『ウタモノガタリCINEMA FIGHTERS project』(18)、『悪黨 加害者追跡調査』(20)、Netflixシリーズ「今際の國のアリス」(20、22)、『孤狼の血LEVEL2』(21)、『ALIVEHOON アライブフーン』(22)、ドラマ「日本統一 関東編」(23)などがある。

片山萌美

Moemi Katayama

コメント

SEXって大切ですか?
この『セフレの品格プライド』という作品は、「新しい幸せの定義」を考えさせてくれる作品な気がします。 未來を見據えた、結婚、妊娠、愛する人との時間など、世の中の誰もが想像する一般的な正當な幸せ。 しかしそのレールにのらなくても幸せを自分の意思で決めることができる昨今。華江を演じる中で、この作品では「その時、その瞬間の幸せを大切にしてる」と、深く感じました。剎那的な愛でもそれだけで生きていける糧になることは多いはず。 『初戀』編ではその異様さと、『決意』編では若さの美しさをぜひ堪能していただきたいです。

プロフィール

?2012年「ミス日本ネイチャー」を受賞後、13年に女優デビュー。映畫、TVドラマ、舞臺と活躍している。近年の出演映畫作品として、『怪物』(23)、『永遠の1分。』(22)、『99.9刑事専門弁護士the movie』(21)、『ボクたちはみんな大人になれなかった』(21)、『銃2020』(20)、『ばるぼら』(20)、『いなくなれ、群青』(19)、『萬引き家族』(18)など。TVドラマでは、「警視庁強行犯係?樋口顕」シリーズ(23)、金曜ナイトドラマ「波よ聞いてくれ」(23) 、Netflixドラマ「全裸監督 シーズン2」(21)、 NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」(19)などがある。

新納慎也

Shinya Niiro

コメント

“eros”という言葉には何故か猛烈に哀しみを感じます。哀しみがあると分かっていても「好きなんだから仕方ない」。本作の臺本をいただいた時にそんなことを感じました。そして、僕が演じた栗山という男もまた「好きなんだから仕方ない」という生き方。彼は彼なりに純粋に愛を伝えたかった一人の人間であるということを大切に演じました。
城定秀夫監督作品に呼んでいただいたことは本當に光栄で、噂通りの的確かつスピーディに進んでいく現場で、僕が持ち込んだ栗山像に真摯に向き合ってくださったことに感激しました。

そんな城定監督が創り出す、退廃的な人間の欲と憂いと羞恥心が入り混じった哀しい”eros”の世界で、強く生きる女性の”意思”と”愛”の意味を痛烈に感じさせる本作、じっくり楽しんでください。抄子と一樹はもちろんですが、栗山の想いも感じていただけたら嬉しいです。

プロフィール

舞臺を中心にキャリアを積み上げ30數年。近年ではTVドラマや映畫にも活躍の場を広げている。NHK大河ドラマ『真田丸』(16)、『鎌倉殿の13人』(22)では出演した際に、その確かな表現力が視聴者の心に響き大きな話題を呼んだ。近年の映畫出演作として、『レディ?トゥ?レディ』(20)、『さんかく窓の外側は夜』(21)、『彼女』(21)、『燃えよ剣』(21)、『神回』(2023年7月21日公開予定)がある。

髙石あかり

Akari Takaishi

コメント

腳本を読み「求める」という感情は、突然怖いモノへと豹変し、時に愛おしく美しいものにもなり得るということを知りました。
そして、咲を演じるには今までの感覚だけでは役が淺くなってしまうと感じ、外部からの情報や映像、音楽から役を知っていきました。
そこで感じた吐き気や震え、心と身體の変化を必死に役に落とし込み、それを現場や城定監督が全て受け入れてくださったからこそ、自由に演じられたと思っています。この作品の一員になれたことに心から感謝します。

プロフィール

?2019年より俳優活動を本格化し映畫、ドラマ、舞臺など幅広く活躍。2021年の映畫初主演作『ベイビーわるきゅーれ』が大ヒットし話題になった。近年の映畫出演作に『終末の探偵』(22)、『わたしの幸せな結婚』(23)、『Single8』(23)、『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』(23)などがあるほか、放送中のドラマ「墜落JKと廃人教師」(MBS)ではヒロインを務め、ドラマ「日本統一 関東編」(NTV)にはレギュラー出演中。また8月21日より放送開始となるドラマ「わたしの一番最悪なともだち」(NHK)にも出演が決定している。

石橋侑大

Yudai Ishibashi

コメント

市原猛になるために、役者を続けていたんだ。
そんな不思議な気持ちで臺本を読ませていただきました。猛の抱える葛藤が自分自身の苦しみであり、それをさらけ出すことに躊躇いも恥じらいもありました。それでも不器用に、泥臭く、馬鹿正直に生きていく市原猛の魂に、この身の全てを捧げカメラの前に立ちました。
こんな男をスクリーンまで導いてくれた城定組全ての方々に感謝しています。

是非劇場で、熱くエロスな闘いをご覧下さい!

プロフィール

?2014年映畫演出部として活動を開始。
映畫『あゝ、荒野』(17)制作中に俳優部としての活動を開始した。その後、『人間失格』(19)、『アンダードッグ』(20)、『ひらいて』(21)、『クロガラス 0』(21)、『ケイコ 目を澄ませて』(22)、『ビリーバーズ』(22)などに出演。18年にプロボクサーライセンスを取得し、今作がメインキャストとしての初の抜擢となる。

城定秀夫

Hideo Joujou

コメント

今の時代、このタイトルに眉をしかめる方も少なからずいると思いますが、多様性が叫ばれる今の時代だからこそ観て頂きたい作品でもあります。
「セフレ」というのもまた人間関係の形のひとつであり、幸せの形のひとつである、という思いで二人に寄り添い、長年エロい映畫を作り続けてきた監督としての矜持をもって、真正面からエロスに向き合って撮り上げました。
原作ファンのみならず多くの方に観て頂きたく思っております。

湊よりこ

Yoriko Minato

コメント

昔から今でも、映畫が大好きです。 映畫館で予告を観るのも好きだし、レディースデイにふかふかのプレミアム席で映畫を観るのも、私にとって、とても贅沢な時間です。 數々の映畫からインスピレーションを受け、30年以上漫畫を描いてきた私ですが、今回大きなプレゼントをいただきました。『セフレの品格プライド』の映畫化!! 驚きと嬉しさの入り混じった気持ちで、今もいっぱいです。私の手を離れて新たに生まれ変わるこの作品への期待で、胸が高鳴っています。 いつも『セフレの品格プライド』を応援してくださる読者の皆様、仕事関係の方々、映畫関係の方々、本當にありがとうございます!映畫の公開日を心待ちにしています。

前野健太

Kenta Maeno

コメント

最初はタイトルで、エッチな映畫なのかなと思いましたが、とても深い深い映畫でした。
あらゆる人を「取りこぼさない」、そういう映畫に感じました。
映畫の中で登場人物が生きている。
この人たちが愛おしくてたまらない。
そんな映畫の余韻を邪魔しないように、曲を作りました。
映畫を見て興奮し、原作漫畫に突き動かされ、
ぶわっと歌が生まれました。
この作品に関わることができて嬉しいです。
ぜひ劇場で體験していただきたく思います。

プロフィール

シンガーソングライター、俳優、エッセイスト。1979年2月6日生まれ、埼玉県入間市 出身。2007年『ロマンスカー』によりデビュー。ライヴ活動を精力的に行い、「FUJIROCK FESTIVAL」「SUMMER SONIC」など音楽フェスへの出演を重ねる。俳優活 動においては、主演映畫『ライブテープ』が第22回東京國際映畫祭「日本映畫?ある視點部門」作品賞を受賞。NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』他 、TVドラマ、CM、映畫、舞臺に出演。エッセイ集『百年後』を刊行するなど、文筆 活動にもファンが多く、他アーティストへの楽曲?歌詞提供も行う。2022年4月、4年 ぶりとなるオリジナルアルバム『ワイチャイ』を発表。