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Story

「……ある意味で、現(xiàn)代の魔術師とは、天使を蒐集する職業(yè)だといってもいい」

『時計塔』。
それは魔術世界の中心。貴い神秘を蔵する魔術協(xié)會の総本山。
この『時計塔』において現(xiàn)代魔術科の君主(ロード)であるエルメロイII世は、
とある事情から剝離城アドラでの遺産相続に巻き込まれる。
城中に鏤められた數(shù)多の天使、そして招待者たちそれぞれに與えられた〈天使名〉の謎を解いた者だけが、
剝離城アドラの『遺産』を引き継げるというのだ。
だが、それはけして単なる謎解きではなく、『時計塔』に所屬する高位の魔術師たちにとってすら、
あまりにも幻想的で悲愴な事件のはじまりであった——。

魔術と神秘、幻想と謎が交錯する『ロード?エルメロイII世の事件簿』、いざ開幕。

Character

ロード?エルメロイⅡ世

ロード?エルメロイⅡ世

魔術師の総本山?時計塔に、十二人のみ存在する
君主(ロード)のひとり。
魔術の腕は二流ながらも、その知識は瞠目に値する。
極東での『第四次聖杯戦爭』に參加した、
數(shù)少ない生き殘り。

グレイ

グレイ

ロード?エルメロイII世の內(nèi)弟子。
いつもフードに顔を隠している、不思議な少女。
時折、マントの右手のあたりを気にしているが……?

ライネス?エルメロイ?アーチゾルテ

ライネス?エルメロイ?アーチゾルテ

ロード?エルメロイII世の、義理の妹。
彼に『エルメロイ』の名前を與え、
君主(ロード)に仕立て上げた張本人でもある。
いつも、水銀のメイド型自動人形(オートマタ)を
伴っている。

Book

  1. ロード?エルメロイII世の事件簿1
    case.剝離城アドラ

    「……ある意味で、現(xiàn)代の魔術師とは、天使を蒐集する職業(yè)だといってもいい」

    『時計塔』。
    それは魔術世界の中心。貴い神秘を蔵する魔術協(xié)會の総本山。
    この『時計塔』において現(xiàn)代魔術科の君主(ロード)であるエルメロイII世は、とある事情から剝離城アドラでの遺産相続に巻き込まれる。城中に鏤められた數(shù)多の天使、そして招待者たちそれぞれに與えられた〈天使名〉の謎を解いた者だけが、剝離城アドラの『遺産』を引き継げるというのだ。だが、それはけして単なる謎解きではなく、『時計塔』に所屬する高位の魔術師たちにとってすら、あまりにも幻想的で悲愴な事件のはじまりであった──。

    魔術と神秘、幻想と謎が交錯する『ロード?エルメロイII世の事件簿』、いざ開幕。

  2. ロード?エルメロイII世の事件簿2
    case.雙貌塔イゼルマ(上)

    「我が師に問う。──魔術における究極の美とは何か、と」

    雙貌塔イゼルマに住まう、雙子の姫。
    至高の美を持つとされる黃金姫?白銀姫のお披露目に、エルメロイII世の義妹であるライネス?エルメロイ?アーチゾルテも參加することとなった。時計塔の社交會となれば派閥抗爭もありえると、ボディガードとしてグレイを連れて行ったライネスだが、そこで起こった事件は彼女の想像をも超えていた。三大貴族。冠位(グランド)の魔術師。ロード?エルメロイII世は、『時計塔』に巣くう闇をいかにひもとくか。

    魔術と美、幻想と陰謀とが交錯する『ロード?エルメロイII世の事件簿』、第二幕開演。

  3. ロード?エルメロイII世の事件簿3
    case.雙貌塔イゼルマ(下)

    「……雙子による魔術とは、たとえるならば鏡合わせの自分との融合です」

    雙貌塔イゼルマ。至上の美を體現(xiàn)する、雙子の黃金姫と白銀姫。
    そのお披露目で起きた殺人事件は、新たな人物──アトラム?ガリアスタとその部下たちの亂入によって、さらに混迷を深めることとなった。彼らに対抗すべく、エルメロイ教室のフラットとスヴィンは師の制止を振り切って暴走し、冠位(グランド)の魔術師?蒼崎橙子は愉しげに観察する。入り亂れる魔術師たちの戦いの中、ロード?エルメロイII世は、美しき死の謎へと挑むが……!

    魔術と美、陰謀と闘爭が交錯する『ロード?エルメロイII世の事件簿』第二幕の結末を見よ。

  4. ロード?エルメロイII世の事件簿4
    case.魔眼蒐集列車(上)

    「見ることは、人間の歴史で最初の魔術だ」

    魔眼蒐集列車(レール?ツェッペリン)。それは歐州の森をいまなお走り続ける伝説。
    とある招待狀によって巻き込まれたロード?エルメロイII世は、天體科(アニムスフィア)の一族たるオルガマリーたちとともに、魔眼のオークションに參加することとなる。しかし、エルメロイII世にとっての目的はオークションにあらず。彼にとって欠くべからざる——奪われた誇りを取り戻すことだった。

    魔眼を欲する者と、魔眼を疎む者。

    秘中の秘たる『虹』の位階の魔眼とは。

    幾多の瞳の見つめる中、第三の事件が幕を開く。

  5. ロード?エルメロイII世の事件簿5
    case.魔眼蒐集列車(下)

    「ようこそ、皆様。魔眼蒐集列車(レール?ツェッペリン)が誇る萬魔眼球庫(パンデモリウム)へ」

    魔眼蒐集列車(レール?ツェッペリン)で起きた殺人事件は、誰も思いがけない方向へと展開した。
    新たな戦士の襲撃によってロード?エルメロイⅡ世は倒れ、かの列車もまた大いなる脅威に遭遇する。この危地を脫するため、グレイは過去視の魔眼を持つ代行者カラボー、スパイを自稱する少女イヴェットと協(xié)力することになるが……。

    暴かれる魔眼。謎の英霊と死徒の落とし子。

    天體科(アニムスフィア)の一族たるオルガマリーが気づいた秘密とは。

    複雑にもつれあった事件の中で、ついに魔眼オークションが開催される──!

  6. ロード?エルメロイII世の事件簿6
    case.アトラスの契約(上)

    「人がつくりだした、極小の死後の世界。それこそが墓である」

    ついに、物語は『彼女』の故郷に至る。
    半年前、ライネスとロード?エルメロイⅡ世は、第五次聖杯戦爭で勝利する手がかりを得るため、とある辺境の墓地を訪ねていた。だが、一見平凡な墓地と村には奇妙な掟(ルール)と謎が秘められており、そこで遭遇した事件と人々が、後々までふたりを縛り付けることとなったのだ。

    黒い聖母。ブラックモアの名を継ぐ一族。
    灰色のフードで顔を隠した、寡黙な墓守の少女。
    そして、時計塔と並び稱される魔術協(xié)會のひとつ──アトラス院の院長が姿を現(xiàn)したとき、事件は真に変転する。

    死と生、過去と現(xiàn)在が交錯する『ロード?エルメロイⅡ世の事件簿』、第零幕にして第四幕、ここにスタート。

  7. ロード?エルメロイII世の事件簿7
    case.アトラスの契約(下)

    「かの王の墓碑にはこう刻まれている。すなわち、過去の王にして未來の王、と」

    決意とともに、故郷へ戻ってきたグレイと、ロード?エルメロイⅡ世。
    しかし、彼らを待っていたのは、奇怪極まりない『二周目』であった。村の地下に広がる大空洞を舞臺に、古き因縁と陰謀が渦を巻く。一方、Ⅱ世を助けんとするフラットとスヴィンは、アトラス院の院長たるズェピアと対峙していた──。

    貌(かお)なき白銀の騎士。
    地底を統(tǒng)べる、仮面の女王。
    聖堂教會が恐れていた、ブラックモアの墓地の秘密とは。

    謎が謎を呼ぶ、『ロード?エルメロイⅡ世の事件簿』第零幕にして第四幕の結末や、いかに。

  8. ロード?エルメロイII世の事件簿8
    case.冠位決議(上)

    「君の人生を、最も輝かしいものに捧げたまえ」

    不気味に蠢動するハートレスの足跡を辿るべく、調(diào)査していたエルメロイ監(jiān)世とグレイのもとにもたらされたのは、『冠位決議(グランド?ロール)』の知らせであった。
    何人もの君主(ロード)と代行たちが集まるという會議に、無論エルメロイⅡ世も召集されることになる。しかし、このたび掲げられた問題は、貴族主義派、民主主義派の雙方を揺さぶり、魔術協(xié)會全體を混亂に陥れる陰謀の渦だった。

    時計塔の地下に広がる大迷宮と、その生還者(サヴァイバー)。
    謎の、連続失蹤事件。
    そして、いずれ劣らぬ時計塔の支配者たち。

    『ロード?エルメロイⅡ世の事件簿』、最後の舞臺の幕がいま開く——

  9. ロード?エルメロイII世の事件簿9
    case.冠位決議(中)

    『……魔術師とは、裏切るものです』

    ついに明らかにされた、ドクター?ハートレスの目的。
    その內(nèi)容に苦悩するエルメロイⅡ世。一方、學術都市スラーがハートレスたちによって急襲される。しかし、迎撃に出たライネスたちが遭遇したものは、驚くべき人物と想像だにしない事実であった。

    冠位決議(グランド?ロール)を前に、連鎖して引き起こされる破局。
    連続失蹤事件に秘せられていた真実。時計塔の地下、霊墓アルビオンに仕掛けられた君主(ロード)たちの陰謀もまた、傷ついたエルメロイⅡ世に牙を剝く。

    『ロード?エルメロイⅡ世の事件簿』最後の物語は、いよいよその深奧へ——。

  10. ロード?エルメロイII世の事件簿10
    case.冠位決議(下)

    「では、冠位決議(グランド?ロール)を始めよう」

    衝撃の真実と向き合う覚悟を決めて、エルメロイⅡ世は仲間たちととも霊墓アルビオンへと乗り込む。ロンドン地下に広がる大迷宮は、神秘を操る魔術師ですら想像を絶する、もうひとつの世界であった。

    同時に、ライネスもまた、Ⅱ世の代わりに冠位決議へ出席することとなる。

    複雑に絡み合う、迷宮探索と陰謀劇。
    そして、迷宮の最奧にて儀式を進めるハートレスの謎とは。

    幾多の神秘に彩られた『ロード?エルメロイⅡ世の事件簿』、その結末を今ここに。

Material

ロード?エルメロイⅡ世の事件簿 First Material

Outline

  • 発刊:TYPE-MOON BOOKS

  • 著:三田誠【「レンタルマギカ」「レッドドラゴン」】

  • イラスト:坂本みねぢ【「ドレスの武器商人と戦華の國」(著:和智正喜/富士見書房)「Lord of Knights」(Aming)】

  • サイズ:四六判

  • 価格(稅抜):
    ロード?エルメロイⅡ世の事件簿 1 「case.剝離城アドラ」¥1,200(稅抜)
    ロード?エルメロイⅡ世の事件簿 2 「case.雙貌塔イゼルマ(上)」¥1,000(稅抜)
    ロード?エルメロイⅡ世の事件簿 3 「case.雙貌塔イゼルマ(下)」¥1,000(稅抜)
    ロード?エルメロイⅡ世の事件簿 4 「case.魔眼蒐集列車(上)」¥1,000(稅抜)
    ロード?エルメロイⅡ世の事件簿 5 「case.魔眼蒐集列車(下)」¥1,200(稅抜)
    ロード?エルメロイⅡ世の事件簿 6 「case.アトラスの契約(上)」¥1,000(稅抜)
    ロード?エルメロイⅡ世の事件簿 7 「case.アトラスの契約(下)」¥1,200(稅抜)
    ロード?エルメロイⅡ世の事件簿 8 「case.冠位決議(上)」¥1,000(稅抜)
    ロード?エルメロイⅡ世の事件簿 9 「case.冠位決議(中)」¥1,000(稅抜)
    ロード?エルメロイⅡ世の事件簿 10 「case.冠位決議(下)」¥1,200(稅抜)

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